英語はフィリピンで学べ|フィリピンとネイティブの英語の違い

フィリピン英語とは

近年、爆発的な人気を見せているフィリピン・セブ留学。2014年には既に年間3万人以上の日本人がフィリピン留学をしていると言われており、その人気はとどまることを知りません。しかし、その効果を疑問視する方も一定数おり、その主な主張は、フィリピン人はネイティブスピーカーではないという点に集約されると言っても過言ではありません。

私も留学するまで知らなかったのですが、彼らは普段、英語ではなく土着語で話をします。例えばセブ島が位置するビサヤ地区では、ビサヤ語と言う土着語が話されており、また首都マニラでは、タガログ語が話されています。そのため、どれほど英語力が高くても、彼らを純粋なネイティブスピーカーとは呼べません。しかしそれでも、私は多くの方にとって必要な英語はフィリピンで学べるものだと確信しています。以下、フィリピン英語の立ち位置や特徴を紹介することで、その理由を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

世界におけるフィリピン英語の立ち位置は?

フィリピンはESLの国

フィリピンはシンガポール、インドの仲間

まずは、フィリピン英語とネイティブ英語とはどれくらい違うのかを考えてみましょう。研究によると、英語がどのように使われているかによって、国を3つのタイプに分けることができます。ネイティブの国で言えばENL(English as a Native Language)。それ以外の国はESLEFLのように分類されます。ESLとはEnglish as a Second Language。つまり第二言語として英語が用いられている国を指します。フィリピンだけでなく、シンガポール、インドなどもESLに分類されます。そしてEFL。これはEnglish as a Foreign Language、つまり外国語として英語が用いられている国を指します。日本もここに入りますし、韓国、中国などもEFLに属しています。そしてESL の英語は、方言のようなものの一つとして考えられているのが現在の主流のようです。

ポイント整理
ENL・ネイティブの国
ESL・第二言語として英語が使われている国(フィリピン、インド、シンガポール…etc)
EFL・外国語として英語が使われている国(日本、韓国、中国…etc)

参考:https://en.wikipedia.org/wiki/World_Englishes

ネイティブ同士でもスペル・発音が違う

方言と聞くと「正味、フィリピン英語は関西弁みたいなもんやないかぁ!」と感じる方もいるかも知れません。しかし、その考えは正確ではありません。ネイティブの国同士の英語でも違うことを覚えておいてください。

例えば「re / er」の違い。アメリカ英語では「centre / fibre / litre」と表記しますが、イギリス英語では「center / fiber / liter」と表記されます。

あなたはイギリス英語が正しいと思いますか?それとも、アメリカ英語が正しいと思いますか?そうです、別にどちらも正しいんです。そしてそれは、フィリピンでも同じだと考えてください。ちなみにネイティブのスペルの違いについてはこちらの動画が勉強になります(er / reもこの動画を参照しました)。英語ですが短いのでチェックして見ましょう。

また、こちらの動画ではイギリス・アメリカ国内であっても、エリアによって発音が大きく異なっていることを紹介しています。また、非ネイティブの国の発音も紹介されており、国によっては何を喋っているのか全くわからないものもあります。Japanese Englishの真似は個人的には微妙でした。いずれにせよ、とっても面白いので是非チェックしてください。

ここまでを整理しましょう。フィリピン英語はいわば方言のようなもの。だからといって、国際社会で使えないものではありません。そもそもアメリカとイギリスの英語にも発音やスペリングなどの違いがありますし、また同じアメリカ国内、イギリス国内でも様々な違いがあります。その違いの一つとしてフィリピン英語がある。これがフィリピン英語の世界における立ち位置です。

フィリピン英語の特徴とは

フィリピン英語の特徴とは

それではここからは「違いはわかった、じゃあ実際のところ、フィリピン人の英語ってどんな感じなの?」という疑問に現地で4年間生活し、500名以上の講師を面接してきた私の主観を交えてお答えしていきます。

1・発音

まずは発音。発音はアメリカ英語の影響を強く受けており、とても綺麗です。これはアメリカの植民地支配の影響によるもの。しかしアメリカ植民地時代の前は、スペインの統治下にありました。そのため、Rを巻くように発音する人も多少います。特に教養のないフィリピン人のRはとても強烈。完全に巻き舌で発音する人もいます。

リスニングや発音の勉強をするには、聞き取りやすいフィリピン人の英語から学ぶのがオススメ。挫折もしづらいですし、フィリピン英語が聞き取れるようになれば、ネイティブ英語もグッと身近に感じられるはずです。ネイティブ英語は特に初心者には本当に聞き取りづらい。是非、フィリピンでステップアップしましょう。

発音についてはこちらでも細かく紹介しているので、ぜひチェックしてください。

セブ留学生必見・フィリピン人講師の発音ってどうなの??

2016.12.23

2・表現

表現も少し違います。例えばネイティブスピーカーは前置詞(on / in / of / with / atなど)を多用した表現を好みます。例えば、I’m off to work(仕事に行ってきます)。ネイティブはこんな、前置詞を使った表現を好みます。しかし、フィリピン人の多くはI’m going to workと言い、動詞で直接的なアクションを表現することが多いように感じます。他にもI’m on your side(あなたの味方だよ、あなたを支持するよ)を、フィリピン人はI agree with your ideaのように表現すること多いです。

これはもちろんどちらがいい・悪いの問題ではありません。ただ「どちらがわかりやすいか」あるいは「どちらがとっつきやすいか」で言えば、フィリピン英語に軍配があがるのではないでしょうか。前置詞は「前置詞の感覚」を理解していないと、中々理解できません。これはたくさんの英文に触れる中で、少しずつ育ってくる感覚です。しかしフィリピン英語的なアプローチ、動詞による直接的な表現の方は感覚に依存することが少ないので、私たち非ネイティブスピーカーにとっては学びやすいでしょう。

「What’s up, bro!」(前置詞を使った挨拶)なんて言ったら、こなれてる感じでちょっとカッコいいのはわかる。しかし「How are you?」でいいではありませんか。カッコよさよりも何を伝えるのか、正確に伝える力があるかの方が何倍も大切ですよね。

3・単語

ものの呼び方、名詞の違いもあります。例えばトイレはアメリカではbath room / rest roomですが、フィリピンではCR(comfort room)。他にも様々な違いがあります。これはオーストラリアとフィリピン英語の違いを紹介した面白い動画があるので、こちらで学ぶのをオススメします。

まとめ

いかがでしたか?ネイティブ・フィリピンの英語には確かに違いがありますが、英語とはそもそも、そんなものです。気にしすぎてはいけません。むしろ非ネイティブなのに英語を使いこなしているフィリピン人。そこにこそ、同じ非ネイティブである私たち日本人が学ぶべきものがあるはずです。「フィリピン英語でもダメじゃない、そもそも正しい英語なんてない、だったら格安で学べるフィリピン留学が最高じゃないか!」と考えて頂ければ嬉しいですね!

フィリピン英語とは

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